ヒトの身体には、よく言われる五感(嗅覚・触覚・視力・聴力・味覚)のほかにも、固有受容覚・前庭覚など様々な感覚機能が備わっていることをご存知ですか?これらの感覚機能に異常が生じると身体活動において様々な支障が出ます。いわゆる「発達障害」(といわれる)方々は、これらの感覚がうまく機能しないことで日常生活にも苦労が生じやすいことがわかってきています。
今回の講座では、そもそも発達障害とはどういう状態なのか、特に固有受容覚・前庭覚・触覚がうまく機能しないことで、日常においてどのような苦労が起こりやすいのか、そのメカニズムやアプローチをお伝えさせて頂きます。
発達障害という言葉は知っているけれど日常で接する機会がない…という方も、「触れる・触れられる」ことに関係が深い固有受容覚・触覚に関する知見は、アロマセラピーを行う上で知ってソンはないかと思います^^ぜひご一緒に学びを深めていけたら嬉しいです。
*講座内で、簡単なアセスメントの方法もお伝えします。可能な方は、PC前で立位を取れるスペースがあるとより実感して頂きやすいと思います。
<講師プロフィール>
今村幸恵先生(HCPS東京3期卒)
臨床心理士 公認心理師 2級キャリアコンサルティング技能士
教育相談室・精神科クリニック・ハローワーク専門援助部門・回復期リハ病院等での勤務を経て、現在は不登校・発達障害に特化した通信制高校(相談員)/こどもラボホロホロ‐発達相談・対応サポート‐(助手)として活動中。
医療・就労支援・教育等様々な領域で、様々な背景・年齢層・疾患層の方々とお会いする機会を頂いてきました。目指すは「引き出しの多いセラピスト」。対人支援職として貢献できることを増やすべく、「心理職」の枠組みにとらわれ過ぎずに学びを深めることを楽しんでいます。